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螺旋の上のカタツムリ

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この世のあることないこと、自由気ままに

なぜか「クロコーチ」と「正義と自由」と「海の上のピアニスト」


「クロコーチ」最終回。あーあ、終わっちゃった。
こういう見ごたえのあるドラマってなかなかないもんね。
黒河内が悪徳警官なので普通の終わり方ではないと思っていたが、
なんともすっきりしない超現実的な終わり方だった。
善が悪に勝つエンドに慣れている私たちにはすっきりしないが
現実はまだシビアかもしれない。

この年になってよくわかったことの一つが
社会には「正義と自由」は存在せず、「正義と自由」こそは個人のものである、ということ。
国どうしが正義を振りかざすと戦争になる。
社会で生きるには秩序を保つために自由は束縛される。
このドラマを見て「正義と自由」を考えた。

劇中のセリフに
「知らなければ善で済まされる」「罪は表に出なければ罪ではない」とある。
社会が存続していくための闇
おそらく「闇社会」は存在しているのだろうと思う。
さて、その中でどうやって自分らしく生きていくか
束縛されていても私達は自由意思という自由を持っている。
弱者であればなおのこと、自由でいられるのかもしれない。
権利やお金に束縛されることもない。
イエスが「貧しきものは幸いである」と説いたのもそういうことかしら?

「海の上のピアニスト」という映画があった。
客船の中で生まれ、生涯、船を降りることのなかったピアニストが一度だけ
船の世界から外の世界へ降りようとタラップの途中まで足を運んだことがある。
ところが、彼は眼下に広がる街の無数の道を見て、また、船に引き返す。
彼が後にその理由を語る。(うろ覚えですが・・)
「無限の外の世界に出るとどこかの一つの道を選ばなければならない、無限の中で制約を受けることになる。
でも、限られた船の中の88鍵(ピアノ)からは無限の世界を創りだせる」
彼は誰に言われたわけではなく自らの自由意思で88鍵の世界に自由を見出した。

あれぇ?どうしてクロコーチから「海の上のピアニスト」?
私の思考回路はあちこちにショートする癖がある<(_ _)>
「クロコーチ」、ハッピーエンドでなく理不尽に終わったけれど
流れから言ってそれが「せ~かい」
世の中そんなに甘くない、それを知っていれば楽に生きれるかもね・・


補足
「せ~かい」は「正解」のことをクロコーチがこういう風に言います(*_*)







by tokinoyakata | 2013-12-14 01:25 | 映画・ドラマ

by ウズメ