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螺旋の上のカタツムリ

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この世のあることないこと、自由気ままに

五家荘


五木村を訪れた翌年の春に五家荘まで足を伸ばしてみた。
五木村に行ったのは晩秋の時雨時

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そぼ降る雨が五木を憂いのベェールで覆っていた晩秋とは
まるで別の顔を見せた春
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五木から狭い渓谷沿いの道をくねくね登り、五家荘へ
標高が高いので、下ではあまり見ることのない芍薬が道路際に咲き、
さくらもはんなりとした色合い
「平家の里」に当時の生活様式が再現されていた。

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↑この写真、元の写真の端をカットしたもの。
なぜ、カットしたかと言えば、変なものが写っていたから・・
いやいや心配しないでくださいね(^^)
心霊写真とかではなくて、可愛らしいものが写っていたのです。
でも、今、よく考えてみるとなぜこんな展示物のところに置いてあったのか
あまりにそぐわないぬいぐるみ
この里に住む小人の妖精ということにして↓

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この時は日曜日に友人と二人で行ったのだが、
吊り橋界隈には出店がにぎやかでうどん茶屋もあった。
平日にゆっくり見物したかったので、後日、一人でまた出かけたのだが・・
道路は離合できないところが多々あり、崩落注意という看板がいたるところに。
おりしもその日は雨・・・そういう所に雨の日におばちやんがひとり
そして、吊り橋に着くと、そこは私の知っている場ではなかった・・・
平日は店も出ていなければ、茶屋もお休みでシーン(>_<)

茶屋を尋ねて、何か作ってもらうように頼んでみた。
おばあちゃんが、怪訝そうに私の顔を覗き込む・・
そりゃそうでしょう、自殺者と疑われたような(汗)
こちらまで緊張してしまって、変に明るくしてもおかしいし、
かといって暗く見えたらおばあちゃん、心配するだろうし・・
なんて気を使ったものだから、声が裏返ってしまってあせってしまった私。

実はそのとき、茶飲み友達のじっちゃまが遊びに来ていらして
二人で火鉢を囲んでお餅を焼いているところを邪魔してしまった(-_-;)
美味しいうどんをいただいていると、おばあちゃんが
「もちを食べなさい」と持ってきてくれた・・
別に哀しくはなかったけれど気遣いが嬉しくて
私はすっかり悲劇のヒロインになったきもち。
「おじゃましてごめんなさい・・」



本当は、吊り橋を渡りたかったのだけれど、
あのお二人が余計な心配をするかも、
と吊り橋はあきらめて帰路に。

あのじっちゃまとばっちゃまは平家の血を継ぐ姫と殿御で
時空を超えて巡り合ったのかもしれないねぇ。


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by tokinoyakata | 2013-10-09 23:54 |

by ウズメ