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螺旋の上のカタツムリ

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この世のあることないこと、自由気ままに

アフロディテとアレスの恋物語 後編

前回はアフロディテの誕生までのいきさつ

アフロディテは絶世の美女と謳われた女神なのに夫は醜男のヘパイストス

ヘパイストスはゼウスの妻ヘラが浮気相手に対抗して作った子供

ところがその動機ゆえか醜く生まれ、女神ヘラは生まれたばかりのヘパイストスを

天上界から下界へ投げ落とす。凄いですよねぇ・・・

「技術の神ヘパイストス」になるくだりは割愛して、

あまりの美しさに男性神が皆、恋い焦がれる美の女神の夫が卑屈な醜男というのも

なかなか意味深なもの。まっ、それにも訳があるんですがそれも割愛して。

夫を毛嫌いしたアフロディテは当然のごとく、マッチョな戦いの神アレスと深い中に

それを告げ口したのが正義の味方、曲がったことの嫌いな太陽神だというから、トホホ

数秘術を受講した方は太陽神(1)というのは「あーなるほど」と思われるかと。

怒りに狂ったヘパイストスは二人が密会するのを見計らってベッドに罠を仕掛ける

なにせ「技術の神」なのでどんな精密なものでも作れちゃう(数で言えば9的)

みごと、というかまんまと罠にかかった全裸の二人は目に見えない網にからまれる

他の神々にその様子を見せたヘパイストス

ところが笑いものになるはずが「アフロディテと寝れるのならまだ恥ずかしい目にあってもいい」

といいだす男性神も。

男って・・・たとえは悪いけれど、どんなに訓練された犬も発情期の雌犬を連れてくると

バーッと後を追いかけると聞きますので(^_^.)

いやいや、それだけ子孫繁栄というのは生き物にとっては大事なこと、何よりも優先すべきものなのでしょう

アフロディテとアレスの子供のうちの二人は「恐怖の神霊」となる

疑心暗鬼は「恐怖」を生み出す種みたいなもの。

密通の背中合わせには疑心暗鬼がうずまく、そういう魂を持った神が生まれるのも自然?

キューピッドで知られるクピドあるいはエロスと呼ばれる神も二人の子供という説が濃い



アフロディテは星では金星、数では6の象徴で人気、愛情、情熱等をつかさどる

タロットでは「恋人たち」のカードで6番、あるいは「星」のカードに出てくる裸の女性を表す

「恋人たち」の絵柄は、母親らしき女性と若い女性の間で迷う若者、

頭上からはクピドがどちらに愛の矢を射ろうかと構えている絵

母親の言うことを聞けば現実社会での安定が得られる、

若い女性を選べば苦労するが魂の成長は得られる

タロットではこういうことから「選択」という意味合いも


実はこの絵柄と同じことをアフロディテは息子エロスにしている

人間界での絶世の美女プシュケに嫉妬したアフロディテがエロスにプシュケへの嫌がらせを命令

ところが、エロスはプシュケに一目ぼれ

どの世界でも親の思うようにはいきませんね(涙)



このエロスとプシュケの物語りもとても有名

プシュケはアフロディテの攻撃に失敗を繰り返しながらも艱難辛苦を乗り越えて

エロスと結婚し神の世界に入ることができる

プシュケは「私たち人間の魂」という意味とか

失敗を繰り返してもそれを超える努力をすれば元々の居場所であった神の世界に

私たちは行けるという教訓を示唆しているらしい

プシュケは若い女性がしそうな失敗を繰り返すのですが、

それが普通に生きているということでしょうか

過度に失敗を恐れたり責めることはないですね。

嫉妬、怒り、何でもありの神々の世界、それはそのまま私たちの世界

愛ゆえに醜さを生み出し、憎しみの中から美しい花が咲くこともあれば、嫉妬から戦いが起きることも

事象、現象だけに意識を奪われているとその想いが現実を創りだす


歴史は繰り返す。自分だって人妻を寝取っているのに、

アレスはアフロディテの浮気相手の若き美少年を殺してしまう

「愛」はかくも哀しく、それをもって、かくも生命力あふれるもの

だから美しいものを創りだせる、それこそが神性なのかもしれない・・・




アフロディテとアレスの恋物語 後編_f0253169_052096.jpg

by tokinoyakata | 2013-06-23 01:18 | ギリシャ神話と占い

by ウズメ